2人での初めての留守番

オクチャンも、手伝いに来てくれているマミーも、しばらくほとんど外に出ていないので、天気もよかったので、散歩がてら2人で買い物に出かけた。
ということは、つまり、家に残ったのは、オイラとウチボウズの2人。これまた初めての2人での留守番だ。
沐浴して、おっぱいを飲んだばかりだったので、最初のうちは静かに寝ていたから、オイラは仕事部屋でパソコンしてたんだけど、しばらくしてぐずりだした。部屋に連れてきて、片手で抱いて片手でパソコンなんてのもやってみたけど、そんなんじゃ一向にぐずりは収まらず、本格的に泣き出しそうな感じに。
そこでこちらもリビングに移動し、本格的にあやしにかかる。でもなかなか静かにならず、おっぱいを求めてか、大きな口を開けてオイラの腕をカポッとしてきたりする。どこかで、オトーサンが泣き止まない赤ん坊のために自分の乳首を吸わせたといった話を聞いたような気がしたが、もし機嫌がよくなってくれるなら本当にそうしたっていいと思った。
でもオヤジのおっぱいじゃ、やっぱりダメなんだよね。覚悟を決めて、よおし、いくら泣いてもいいぞ、どんどん泣け、と開き直った。すると、やがてぐずり疲れたのか、オイラの腕の中でうとうととし始めた。そしてとうとう、ぐっすり熟睡モードに。
「お風呂の人」「オムツの人」に続き、ついに「おねむの人」もゲット。また少しウチボウズに認められたような、ちょっと出世した気分。安心して、オイラもちょっぴり眠ってしまったよ。

でも、どんなに頑張ったって、やっぱり「おっぱいの人」にはかなわない。オクチャンとマミーが帰ってきて、オクチャンの腕に移った瞬間、もうさっきまでの父と子の逢瀬なんてあっという間に忘れて、オクチャンのおっぱいにむしゃぶりついて行ったのだった。