どうする? この本たち

ちょっと困っていることがある。そうか、こういうときはブログにアップしてみると、思わぬ知恵をもらえるかもしれないと気づいた。
死んだトーチャンが米沢に書庫を持っていたことは知っていた。晩年はそこで思索・執筆三昧の日々を送るつもりだったようだ。その書庫を処分するために、ようやく時間が取れた先週、米沢に行った。
書庫は、思った以上に広く、また乱雑としていた。2日間でできるだけ見られるようにはしたけれど、本の整理にはほとんど手をつけられなかった。
なにより、本の数が予想を大幅に超えていた。書棚に入れた本が2,000冊ほど。それ以外に、ひもでくくられ書庫の隅に山積みにされたものが、ざっと見ただけでも約5,000冊(写真のような状態ね)。

さらには、文庫や新書が主だと思われるが、ダンボールのままのものが20箱ほど。たぶん、合計すると限りなく万に近い数になっているはずだ。トーチャンの後半生は、この本たちを集めることになってしまったのかな、なんて感傷的になっている場合ではない。この本たちをなんとかしなければ。
市の図書館に寄贈するなどの手もないことはないだろう、だけど、よほど熱心な司書でもいない限り、死蔵されてしまう可能性が高いような気がする。たぶんいちばんなのは、古本屋にまとめて買ってもらって、市場に戻すことだろう。と言っても、今流行りのBOOKOFFなどでは、値段もつけてもらえないに違いない。ネットで調べると、全国どこでも出張買い取りに行きます、という古書店がいくつかヒットする。今は、そういうところに問い合わせて、状況を話して大丈夫なら引き取ってもらうことになるだろうな、と思っている。
もちろんその前に、オイラの目で重要だと判断した本は、ある程度うちで引き取るようにしようとは思う。けれど、狭い我が家に持ってこられるものはたかが知れている。それに、山積みのものを全部調べるわけにはいかない。もし、トーチャンが本当に大事にしていたなら、この山の中には入れないだろうと見切りをつけるしかない。
ちなみに、本の種類としては、フィクションもあるけれど大部分は政治や経済や歴史など社会科学関係のもの。特に、明治以降の政治史、思想史、民衆史などが多いようだ。
さて、この本たちを生かす良い方法があれば、ぜひお知恵を貸してください。