カーチャン、ごめんね

オクチャンと一緒にトーチャンところへ行く。
初七日は過ぎてしまったけれど、カーチャンにあらためて挨拶をするために。これからカーチャン(のお骨)をどうするかも相談したかったし。
トーチャンは、大きく伸ばす写真をいろいろ探しているみたいだった。カーチャンがデイケアに通っているときに書いた、絵や作文も出てきた。そのなかの1枚に、こんなことが書いてあった。
「私にはこどもが二人います。勿論もう二人とも大人と言える年令になっており私などとても相手になれない──そのうち、息子とも娘とも話をしたいと思っています。その日が来るのがたのしみです。」
最後にカーチャンとじっくり話したのっていつだったろうか。いや、そもそもカーチャンと2人でゆっくり話したことなんてあっただろうか。ましてや、カーチャンが病気になってからは、話が通じなくなることを恐れて、だんだん話しかけることを避けるようになってしまってたんじゃないか。そう思うと、カーチャンに申し訳なくて、たまらなくなってしまった。ごめんね、カーチャン。