健診でやせっぽちと言われちまった

何年かぶりかで健康診断を受ける。と言っても、血液検査や心電図などはなく、もっとも基本的なものだけ。この4月から近所の大学でやっているアカデミックパスというやつに参加しようかなと思っていて、その申し込みに必要だったから。
何件か病院を調べてうちでいちばん安く、しかも藤沢駅からも近いところを選ぶ。天気予報では雨だったので電車で行かなくちゃかなと思っていたが、朝起きたらすでに雨はやんでいたのでチャリで行くことに。
予約の10時半よりだいぶ早く着いてしまったけど、すぐに健診を始められ、胸部X線、視力・聴力、尿検査と思いのほか順調に進む。しかし、ドクターが少ない(というか一人だけ?)ため、最後の問診までちょっと待ち時間が。
それでも大学病院なんかに比べれば、屁でもないけど。
問診してくれたのは、ちょっとしたおじいさん先生。オイラのレントゲン画像を見るなり、「あなた何かスポーツやってる?」と聞いてくる。おお、運動やってるから年の割に若い体をしているなとほめられるのかと思い「ええ、いまはジョギングを」と答える。
しかし続く先生の言葉に絶句してしまう。「そうなの? 運動やってる割にはなんか、骨格が細いよね」
「えっ? 以前はラグビーもやっていたんですけど……」
ラグビーやってたら、もっとしっかりした体してるはずだけどね。ほら、心臓もこんな小さいし、肺だって細いでしょ。走っている体には見えないね。ま、異常はないからいいけどね」
って、オイラにはちっともよくないぜ。あまりのショックに、何も言えなくなってしまったよ。
それにしても、自分ががっちり体型でないことは自覚していたが、普通よりも細っちいなんて初めて言われた。その画像は他の人のもと間違っているんじゃないかと本気で疑ったくらい。
かと思えば、そういえばいくら走ってもなかなか心肺能力が向上してこないのは、もともとの肺が小さいからなのか、オイラは走ることに、というか運動全般に、向いていないのか、なんて不安になったり。
ホント、罪作りなじいさん医者だったぜ。