中の人の“ゆりかご”ゲット

我が家のそばにベビー&子ども用品のリサイクルショップがある。外から見るとちょっと雑然とした感じだし、第一、これまではその需要がなかったからほとんど気にもとめていなかった。
でも中の人が現れてから、俄然、気になるようになった。藤沢市の少し離れた所に住んでいるオクチャンの仕事場の人も知ってたくらいなので、こりゃあ、一度見ておかないとと思っていた。
数日前、オイラが出かけているあいだに、オクチャンがちょっと覗いてみたところ、リサイクル品といってもけっこうきれいだし、やっぱかなり格安だという。100円均一コーナーなどもあり、こまめに顔を出せば、超お買い得商品も見つけられそうだとか。ただ、肌に直接触れる肌着のようなものには、やはりちょっと抵抗があるみたい。
で、そのなかでも気になったのが「バウンサー」だったとのこと。バウンサーっていうのは、ゆらゆら揺れる赤ちゃんの簡易ベッドのようなもので、言ってみれば「現代版ゆりかご」って感じかな。ずっと布団やベッドに寝かせたままだと赤ん坊だって退屈するだろうし、家事などをするときに赤ん坊に目が届かなくなるのが不安だなんて場合も、こいつなら気分転換にもなるし持ち運びも楽なので自分のそばに置いておける。またリクライニングになっていて、そのまま食事の際のイスにもなり、新生児から3才くらいまで使えるとか。うちは、ベビーベッドは買わないので、その代わりにもと、前からオクチャンはちょっと狙っていたものらしい。
そして今日、オクチャンに連れられて、そのリサイクルショップにバウンサーを見に行った。店内はたしかにちょっと雑然とした感じだが、不潔感はいっさいない。商品はどれも抗菌クリーニングがしてあるとか。おお、こんなのが100円かなんて思いながらバウンサーの所へ。ニューヨークベビーなるメーカーのまったく同じものが5台ほどあり、それぞれ値段が微妙に違う。たぶん、汚れとか傷の具合によるのだろうと思ったけど、念のため店の人に聞いてみることに。

店のおじさんとおばさんは、ともに感じがよく、丁寧に教えてくれた。それによると、一見ほとんど同じだけど、バージョンが違うものが混在しているという。初期バージョンは揺れを抑えるストッパーが1つだけど、2代目以降は2つ。2代目までは赤ん坊の目の前にぶら下げるアイテムが取り外しタイプだけど、3代目はスッキリタイプなど。「でも、機能的にはほとんどかわりませんよ」とおじさん。
結局、中をとって2代目タイプを2700円でゲット。ついでにウエストポーチ型だっこひもも500円でゲット。
店にいる間、中の人、自分のものの買い物なのに、オクチャンが「どれがいい?」と話しかけてもウンともスンとも動かなかった。知らない人がいて緊張してたのかも。だって、家に帰ったらとたんに動き始めたんだから。オクチャンの子どものころみたいに、人見知りで内弁慶になっちまうかと、ちょっと心配。