120分走

午後4時から120分走に行くつもりが、昼食が少し遅れたことから押せ押せになり、結局、ちょっと慌てて16時半過ぎに出発。慌てるといいことはない。走り始めてから、メガネをデスクワーク用のまま来てしまったことに気づく。今から取り替えに替えるのも時間がなく、かといってそのままでは、すぐにずり落ちるし、汗でフレームがどろどろになってしまうし。仕方なく、メガネを外し、タオルでくるんでポケットに入れて走ることに。
走りそのものは、涼しいこともあり、なかなか順調。サイクリングロードの柳島でUターンしたあとも、今日は膝があまり痛くならない。意識的にゆっくり走るのがテーマだから、誰かに追い越されてもそのペースについて行かないように抑えるほうに気を使うほど。
しかし、12〜13キロを過ぎたあたり、徐々に脚が動かなくなる。いつもなら、腿の前側にくるのが、今日は腿からふくらはぎにかけての後ろ側が筋肉痛みたいになってきて、脚が前に出なくなる。加えて、やっぱり古傷の左膝も悲鳴を上げはじめた。松波を越え、江ノ島方面に向かうあたりから、ガクッとペースが落ちた感じ。
しかも、その頃になると、すっかり暗くなってしまい、メガネをかけていないと、コースの段差なども見えず、びくびくしながら走らなければななくなる。ますますペースは落ちるばかり。
それでも、片瀬漁港で折り返し、なんとか120分間、歩かず、止まらず、20キロ弱を、走りきることはできた。ただ、これをひとつのステップととらえなければいけないのかもしれないけど、フルマラソンはこの2倍以上かと思うと、愕然としてしまうほうが大きいというのが正直なところだった。
ちなみに、暗くなったときに対向者などでいちばん見にくいのは、黒いシャツの人よりも、上半身裸で走っている人だった。かなり近づいてから急に裸のオヤジが目の前に現れると、本当にビクッとしてしまうのだった。