箱根駅伝8〜9区を激走?

なかなか顔を出せないラグビーチームの試合が、保土ヶ谷ラグビー場であるというので、走って見に行ってみようと計画。このコースは、ちょうど箱根駅伝の8区の途中から9区の途中までにあたり、それがどんな道なのかを体験してみるのも楽しいかな、と。
キックオフは11時。うちから保土ヶ谷までは20キロ強の道のりだから、ゆっくり行っても8時に出れば間に合うだろうと予定を立てた。しかし案の定、準備に手間取り、実際の出発は9時前になってしまう。
それでも、うまくいけばキックオフに間に合うかなと思って走り始めたのだったが、国道1号線に入る前の遊行寺の坂が思いのほか長くて厳しいことに愕然。駅伝ランナーたちは何のこともないように走り登っているけど、こっちは早くも脚がもつれそうになる。
キックオフ前に着くことはさっさとあきらめ、なんとか前半をやっているうちに、最悪でもノーサイドまでには着くことに目標変更だ。
そういえば藤沢駅を過ぎて遊行寺の坂にかかる手前で、ものすごい行列に出くわす。ラーメン屋のような感じだったが、こんな朝からとびっくり。あとからネットで調べたら、大盛りで有名な(?)ラーメン二郎の湘南藤沢店がちょうど今日開店し、その直前の行列だったようだ。オイラの中ではどんなにうまくてもラーメンはラーメン、何十分も並んでまで食う気はしないけどね。
さて走りに戻ろう。遊行寺からはもう、まったく未知のコース。不安もあったが、基本的には国道1号線を東上していけば迷うことはないだろうと腹をくくる。藤沢市から横浜市戸塚区に入るのはけっこう早かったんだけど、戸塚区が思いのほか広く、なかなかそこを抜けられない。
横浜という町は坂が多く、そのアップダウンが脚に負担となってくる。また、東寄りの風がけっこう強く、向かい風が脚をなえさせる。さらには、線路と交差している陸橋など、ところどころ歩道がない区間があり、遠回りしようにも道がわからないため、仕方なく車道の端っこを走らなければいけないことも。後ろから車が来るので、神経を使い、必要以上に疲れが出てしまった。
走り始めて1時間半を超えたあたりで、疲れも限界に近づき、トイレにも行きたくなったので、ちょうどあったコンビニで借りてしばし休憩。用を足し、トイレにあった鏡を見たら、そこには、顔が赤らみ、目が血走り、見るからに疲れたオヤジの姿が。こんな顔して町中を走ってたのかと、少し恥ずかしくなるくらい。
無理せず行こうよと自分に言い聞かせ、そこからしばらく歩くことに。でも、ちょっと歩いたら体も落ち着き、気持ちが前向きになってきたので、再び走り出す。と、ほどなくしてようやく保土ヶ谷区に入り、気分的にもさらに落ち着いてきた。
保土ヶ谷区に入ってからは、思ったよりすぐに国道1号線からの分岐点に到着し、間違わずに保土谷公園方面へ。ただ、公園の手前の上り坂が非常に厳しく、さらに道が細く入り組んでいたため、走ることはあきらめ、歩いて登りながら、ちょうど車の掃除をしていた住民の方に道を聞き、ようやく公園に到着。
しかし、公園と言っても非常に広く、野球場やサッカー場、プールなどもあり、しかもラグビー場はそのなかでもいちばん奥に位置しており、またしても少し走らなければいけなかったけれど、なんとか、前半終了間際にグラウンドに到着することができた。
約2時間半の遠出。また行くかと言われればかなり躊躇するけど、いい経験にはなったな。